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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「夏を殺す少女」アンドレアス・グルーバー著

「夏を殺す少女」アンドレアス・グルーバー著/

酔った元小児科医がマンホールで溺死。市会議員が運転をあやまり事故死。一見無関係な出来事に潜むただならぬ気配に、弁護士エヴェリーンは深入りしていく。一方ライプツィヒ警察の刑事ヴァルターは、病院での少女の不審死を調べていた。オーストリアの弁護士とドイツの刑事の軌跡が出合うとき、事件が恐るべき姿をあらわし始める。ドイツでセンセーションを巻き起こした衝撃作。

↑本の内容紹介から。

自殺に見せかけられ殺された少女の事件を追うドイツの刑事ヴァルターと、不審な事故死を調べるウィーンの女性弁護士エヴェリーン。
それぞれの事件を追う二人が出会うとき――と言った感じで、このお話には二人の主人公が登場し、大体交互に展開していきます。
妻を失い、娘を育てるために(自分自身も喘息を患っているので)捜査の第一線から退き、起動捜査(初期捜査が主な仕事)の任についているヴァルター。
病院で自殺したらしい少女を調べてみれば、不審なところが。事件の匂いがするも、後見人のいない少女なので、誰もが自殺として片付けようとしますが、ヴァルターはしつこく食い下がります。
もしこれが自分の娘だったなら、放っておかない、同じようにこの少女のことも調べてやらないと、というところがなかなかイイじゃないですか!
そしてエヴェリーンも過去にトラウマを抱えるような(この辺りは後半になると明かされますが)事件に巻き込まれたため、少し人との接触が苦手。だけど、いずれ刑事事件を担当したいと思っている彼女は、不審な事故死を調べ、そしてまた自分の上司に当たる弁護士も不審な死を――ということで、ボスに逆らいながらも調べる。
と、登場人物が魅力的で、奮闘する彼らを応援しながら読んでました。
個人的には、エヴェリーンを補佐する私立探偵のパトリックが好きです。
いや、彼、エヴェリーンを口説くんですが、エヴェリーンはトラウマがあってのって来ない(でも、彼のことはカッコいいと思っている)
でも、彼女のために色々と調べたりと、まあ、尽くす尽くす。
(情報収集など、これまた有能なところが良いです。イケメンだし!)
口説いて袖にされても、お茶目な感じで気にしてない風を装う彼は、あれですよ。エヴェリーンの過去を知ってるから、強引に迫ったりしないんだろうな(←直接的には書かれてないけど、そう感じさせるところが、イイ!)
ま、事故ってギプス生活を余儀なくされて、ドイツへ向かうエヴェリーンに同行できずに、電話で誰かといるとなると(他の男とくっつくんじゃないとか、心配してみせたりと)
や、もう、可愛いな!
そうしてヴァルターとエヴェリーンが辿りついた真相は、なかなか重いものでしたが。
二人がそれぞれに向かえるラストは、ニヤニヤしちゃう感じで、とっても面白かったです!

夏を殺す少女 (創元推理文庫)夏を殺す少女 (創元推理文庫)
(2013/02/21)
アンドレアス・グルーバー

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