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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「崩壊家族」リンウッド・バークレイ著

「崩壊家族」リンウッド・バークレイ著/

17歳のデリクにはある計画があった。休暇に出かける親友宅を訪れて姿を隠す。そして―。翌日、隣人一家が惨殺されたことを知ったデリクの父ジムは、息子からある話を打ち明けられる。親友と集めていた古いパソコンが事件後なくなっているというのだ。そこには、10年前自殺した大学生が書いた奇妙なポルノ小説の原稿が残されていたらしい。だがその矢先、突如息子が容疑者として浮上し…。

↑本の内容紹介から。

「失踪家族」が面白かったので、同じ作者の新刊「崩壊家族」に手を出してみました。
タイトルが似ていますが、事件に巻き込まれた家族のお話――という基本設定が同じなだけで、お話は別物で単品作品です。
このお話だけで完結していますので、初めてでも大丈夫!
(また、内容紹介に「ポルノ小説」とあったりしますが、その辺り心配な人も気にしなくていいと思います)
お話は隣人一家が休暇で長く家を空けるその機会に、そこを恋人と過ごす隠れ家にしようと(←オイ)企む、17歳のデリク視点から始まります。
隣人一家が出掛ける間際にその家に隠れ、彼らが出掛けた後警報装置などを切り、鍵を明けて自由に出入りしできるように企んでいたところ、その家族が戻って来る。どうやら母親の体調がすぐれなかったらしい。
出るに出られなくなったデレクは地下に隠れ続ける。そこへ誰かが訪れた音がして――銃声。
一家が惨殺された場に立ち会うことに(でも、隠れていたから犯人は見ていないし、また見られてはいない)
彼は犯人が立ち去った後、現場から逃げ出す。
ここで、お話はデリクの父親である、主人公のジムの一人称視点に切り替わります。
そうしてジムは隣人一家惨殺に衝撃を受けつつも、まさかそれが我が身に降りかかって来るとは思っていなかったわけですが、息子が容疑者として疑われ、しまいには逮捕された。
(デリクってば、逮捕されるまで言わなかったんですよ。まあ、恥ずかしい企みだったこともあるけど、読んでいる身としては何で正直に言わないのかな!とヤキモキしたり(ミステリ的な、何か仕掛けがあるのかもしれないと疑ってみたり)
で、事件に巻き込まれたことで、家族間の内緒ごとが浮かび上がり――と。
(この辺り、本のタイトルを思えば、家族が壊れるんじゃないかとハラハラ)
伏線が丁寧に敷かれてあったので、気づく人は気づくだろうけど。
意外な展開にページ数は多かったですが、一気読みでした。
良かれと思ったことが思わぬ方向で掛け違えられるのが、何だか苦かったです。後、ジムのそれほど堅物ではないけれど、モラルのあるしっかりした部分が好感でした。
それに引き換え、他に出てくる市長とか色々、厭だなぁ、こういう人って思うところが。
こう実在する人と重なったりして、妙なリアリティがありました。
うん、暴言を吐いたり品性を疑うような市長(←作中に出てくる人ですよ)が、ね!
私の好みとしては「失踪家族」の方が好きですが。
こちらも面白かったです。

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