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2013(Thu)

「ユニコーン ジョルジュ・サンドの遺言」原田マハ著

読感/国内小説

「ユニコーン ジョルジュ・サンドの遺言」原田マハ著/

「それが、それだけが、私の唯一の望み──」

ある一つの望みを未来に託し、ジョルジュ・サンドは永遠の眠りにつく。その昔、彼女は滞在していた古城で美しいタピスリーに魅入られた。そこに描かれた貴婦人が夜ごとサンドの夢に現れ、震える声で語りかける。「お願い、ここから出して」と──。「貴婦人と一角獣」に秘められた物語が今、幕を開ける。

↑本の内容紹介から。

女流作家ジョルジュ・サンドは滞在したブッサク城で、貴婦人と一角獣が描かれたタピスリーに出会う――。
お話はジョルジュ・サンドの葬儀から始まり、そして彼女の過去へと話が移っていきます。
ジョルジュ・サンドが一時逗留していた古城で出会ったタピスリー(タペストリー)。
その出会いと、後に保護されることになった経緯を綴った中編です。
タピスリーに言及しているジョルジュ・サンドの著作も収録されています。
古城での日々はちょっぴり幻想小説風な味付けで、幻想小説が好きな自分としては楽しめました。
ただ、中編なので、これで終わり?
「楽園のカンヴァス」などといったドラマ性のある物語を求める人には、物足りないと思われますが(私もちょっと思った)、これは長編の序章部分だとか。
展覧会期間内にということで出版されたようです。
展覧会で実物を見た人、これから見る人には、タピスリーが作られた背景に想像の幅が広がるのではないでしょうか。
本の中にも、タピスリーの写真は掲載されています。

ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言
(2013/09/26)
原田 マハ

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