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2013(Tue)

「黒衣の花嫁」コーネル・ウールリッチ著

読感/翻訳小説

「黒衣の花嫁」コーネル・ウールリッチ著/

ジュリーと呼ばれた女は、見送りの友人にシカゴへ行くといいながら、途中で列車をおりてニューヨークに舞い戻った。そして、ホテルに着くと自分の持物からイニシャルをすべて消し去っていった。ジュリーはこの世から姿を消し、新しい女が生まれたのだ……やがて、彼女はつぎつぎと五人の男の花嫁になった――結婚式も挙げぬうちに喪服に身を包む冷酷な殺人鬼、黒衣の花嫁に。

↑本の内容紹介から。

「暁の死線」のウィリアム・アイリッシュの別名義であるコーネル・ウールリッチ(こちらの方が本名?)の作品です。
ちょっと検索した時、引っかかって。面白そうだな、と。
何の繋がりもない男性たちの不審な死の影には、謎の女が――と、お話は五部構成で綴られています。
章タイトルはその五人の男たちの名前で、第一部、ブリスでは彼の婚約披露のパーティーで黒いドレスを着た黄色の髪の二十六歳くらいの美女が近づいてくる。
そうしてブリスはテラスから転落死――。
第二部、ミシェルでは赤い髪の三十五歳くらいの女が彼に近づき、ミシェルは毒殺される。
男たちには殺されるような理由も、またその女とも接点はない。
しかし、謎の女は男たちの前に現われては、姿を変え、次々と男を殺していく。
一体、この殺人鬼の動機は――?
それが明かされると同時に、突き落としてくる真相が、何とも印象的でした。
(ネタバレ反転→復讐ものとして、美しく完結させても良かったような気もするけれど。彼女にとっては残酷な真相もまた、「おおっ」という感じで、これはこれで面白かったです

↓私が古本で買った表紙とは違いますが。
海外で映画にもなっているようだけれど、日本国内でもテレビドラマになっていたようです。
多分、その際の表紙。
黒衣の花嫁 (1983年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)黒衣の花嫁 (1983年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(1983/08)
コーネル・ウールリッチ

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暁の死線 (創元推理文庫 120-2)暁の死線 (創元推理文庫 120-2)
(1969/04)
ウィリアム・アイリッシュ

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