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2013(Mon)

「日記は囁く」イザベル・アベディ著

読感/翻訳小説

「日記は囁く」イザベル・アベディ著/

写真家を目指す十六歳のノアは、母親とその友人ギルベルトとともに、美しいヴェスターヴァルト地方の村に建つ、築五百年の屋敷を借りてバカンスを過ごすことになった。ある夜、超心理学に詳しいギルベルトに影響され、降霊術を行ったノアと村の青年ダーヴィトは、その家で三十年前に殺されたという十八歳の少女、エリーツァの霊を呼び出してしまう。彼女の語ることは本当だろうか?真相を究明するため、ふたりは密かに探りはじめるが…。少女の恋と謎解きのゆくえは?詩情豊かな傑作ミステリ。

↑本の内容紹介から。

ドイツを舞台にしたYA向けの青春(恋愛)ミステリです。
女優の母親を持つノアは、母親の気まぐれに付き合わされて、母親の親友ギルベルト(ゲイなので、母親カートの恋人ではない)と共に三人で地方の屋敷でバカンスを過ごすことに――。
そこでノアは村の青年ダーヴィトと知り合います。彼には障害を持つ弟がいて、母親と三人。村の食堂で住み込みで働いている。
最初は素っ気なかったダーヴィトも、障害者に偏見を持たないカートのおかげで、心を許し、ノアともちょっと仲良くなって――正直、恋愛モードに入るの、早くない?と思ったのも束の間。
超常現象に興味があるギルベルトそこで降霊術を行ったノアは前に住んでいた少女の霊を呼び出し――そこで、ダーヴィトとと仲違いをしてしまう。
まあ、そんなにうまくは行かないよね!
恋愛面や母親との関係など、上手く行かない十代の成長を描きながら、割とミステリしているところがいいです。
降霊術で現われた白雪姫と呼ばれていた少女(いわゆるウイッチボード。日本で言うところのコックリさんなので、姿は見えず文字で喋るだけです)
彼女の言うことには、彼女は殺されたらしい。だが、犯人については何故か語ろうとしない。
というわけでノアとダーヴィトが謎を探れば……。
伏線も丁寧にはられている印象だし、怪しげな人を登場させたりと、ミスリードもがんばっている。
私は予測の範囲でしたけれど
でも、×××の企みには仰け反ったな。意表を突かれたというか(えぇぇ゛と思う部分もなきにしもあらずですが
面白かったです。

日記は囁く日記は囁く
(2013/10/30)
イザベル・アベディ

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