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2014(Sun)

「夜歩く【新訳版】」ジョン・ディクスン・カー著

読感/翻訳小説

「夜歩く【新訳版】」ジョン・ディクスン・カー著/

パリの予審判事アンリ・バンコランは、剣の名手と名高いサリニー公爵の依頼をうけ、彼と新妻をつけねらう人物から護るために深夜のナイトクラブを訪れる。だが、バンコランと刑事が出入口を見張るカード室で、公爵は首を切断されていた。怪奇趣味、不可能犯罪、そして密室。カーの著作を彩る魅惑の要素が全て詰まった、探偵小説黄金期の本格派を代表する巨匠の華々して出発点。

↑本の内容紹介から。

新訳版「蝋人形館の殺人」のおどろおどろしい雰囲気が凄く好みだったので、バンコランシリーズの新訳を待っていました。
こちらの「夜歩く」がカーのデビュー作なんですって。
とりあえずバンコランと語り手であるジェフの関係が少々説明されている感じで(特に出会い編というわけでもなく、昔馴染みということ)前後、問題なくどちらから読んでも大丈夫。
お話は新妻の前夫からの脅迫に怯える公爵の依頼を受けて、バンコランは公爵たちが寄るナイトクラブに訪れます。
そうして刑事たちが監視する。しかし密室で公爵は首を切断され殺さていて――。
古い作品なので、ミステリを読み慣れている人は色々と察しがつくかもしれませんが。
ポーの作品が取り上げられている辺り、ヒントなのだろう
やはり、暗闇から何かが這い出してきそうな、おどろおどろしいこの雰囲気は健在で凄く好き。
そして犯人に対峙する際のバンコランの容赦のなさがまた素敵(←)
普通、非道な犯人に同情する余地なんてないんですけれど。
何故か、犯人が可哀想になるくらいの、冷酷さがもう、ね!

夜歩く【新訳版】 (創元推理文庫)夜歩く【新訳版】 (創元推理文庫)
(2013/11/28)
ジョン・ディクスン・カー

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蝋人形館の殺人 (創元推理文庫)蝋人形館の殺人 (創元推理文庫)
(2012/03/22)
ジョン・ディクスン・カー

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