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2014(Mon)

「翳深き谷 上・下」ピーター・トレメイン著

読感/翻訳小説

「翳深き谷<上>」ピーター・トレメイン著/

モアン国王である兄コルグーがフィデルマに与えた任務は、古の神々を信奉する“禁忌の谷”に赴き、キリスト教の学問所を設立する折衝をして欲しいというものだった。だが、エイダルフを伴い谷に向かうフィデルマを待ち受けていたのは、生贄のごとく並べられた、三十三人の若者たちの亡骸だった。七世紀のアイルランドを舞台に、美貌の修道女フィデルマが活躍するシリーズ第六作。

↑本の内容紹介から。

「翳深き谷 下」ピーター・トレメイン著/

若者たちを殺したのはグレン・ゲイシュの民なのか。疑惑を胸に、族長と評議会との折衝に臨むフィデルマ。だが折衝は難航し、共に族長の城砦に滞在していたローマ派の修道士が殺された。容疑者はフィデルマ。死体を調べようとかがみ込んだところを兵士に見つかり、犯人と思われ拘束されてしまったのだ。頼れるのはエイダルフと自らの知力のみ。この窮地を如何にして脱するのか?

↑本の内容紹介から。

七世紀のアイルランドを舞台に修道女であり、モアン王国前国王の王女で現国王の妹で、弁護士でもある美貌のスーパーガール(←待て)フィデルマが活躍する長編シリーズの第六弾です。
変則的な刊行順でしたが、ようやく順番通りの刊行に追いついた。
(「死をもちて赦されん」→「サクソンの司教冠」「幼き子らよ、我がもとへ」「蛇、もっとも禍し」「蜘蛛の巣」「翳深き谷」の順が本来のシリーズ順です)
今回は国王である兄コルグーの依頼で古の神を信仰する地へ赴むくことになります。
個人的にはこの冒頭での、コルグーお兄様とフィデルマ姐さんのやり取りが好き!
(コルグーお兄様のファンなんです。残念ながら、お兄様の登場はここだけ)
先の物語でモアン王国に降りかかりそうな陰謀を阻止したフィデルマは、栄誉ある<ニーア・ナクス>に任命され、国王名代として、事件捜査の相棒でもあるエイダルフ修道士とともに、訪れたグレン・ゲイシュの谷の近くで儀式めいた大量の遺体を発見します。
異教徒によるキリストへの冒涜か?と恐れおののくエイダルフ修道士に対し、フィデルマは冷静に事件調査のためにもと谷へと向かいます。
そこでは兄から聞いていた話とは微妙に違う状況で、話し合いも進まぬまま足止めを食らい、虐殺事件の調査もままならない。
そうしているところで、また殺人事件が。現場目撃者となったフィデルマが殺人犯に間違われ拘束されるという事態に!動けない彼女が頼りにすべきエイダルフは二日酔いでヨレヨレと(笑)
丁寧な伏線と、密かに進行する陰謀と、当事者を集めての謎解きに、当時の風俗など。
色々ハラハラドキドキで読み応えがあり、今作も面白かったです!
続き、早く出ないかな!(無茶を言う)

翳深き谷<上> (創元推理文庫)翳深き谷<上> (創元推理文庫)
(2013/12/21)
ピーター・トレメイン

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翳深き谷<下> (創元推理文庫)翳深き谷<下> (創元推理文庫)
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