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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「テメレア戦記II 翡翠の玉座」ナオミ・ノヴィク著

「テメレア戦記II 翡翠の玉座」ナオミ・ノヴィク著/

テメレアは、いまや美しき成竜となった。英国がナポレオンの猛攻に苦しむなか、中国がテメレアの返還を求めてくる。事態を収拾するには、彼の地へ行くしかない―。長き航海のあいだ、数々の困難に耐え、盟友ローレンスとの別離の恐怖に怯えながらも、テメレアは故郷を目指す。そこに待ち受けているものは。

↑本の内容紹介から。

ドラゴン・テメレアと担い手・ローレンスの絆を描く歴史ファンタジーの第二弾です。
ナポレオンに贈られたドラゴンの卵(テメレア)。それが手違いで、イギリスに渡っていたことを知った中国から使節団がやって来てテメレア返還要求します。
海軍大臣としては中国と敵対したくないので、テメレアを返そうとしますが、一度結ばれたドラゴンと担い手との絆はそうそう切れやしない。
テメレアとローレンスを引き離そうとするも、テメレアが怒り狂ってみせたりと。
とりあえず、一度中国に行ってみてはという感じで問題を解決するために、かの地へ向かうことに。
その序盤では、フランス軍の奇襲があったりと、手に汗握る展開にドキドキ。
途中立ち寄ったケープ・タウンで奴隷問題を目の当たりにし、と。
お話の半分は中国までの長い長い航海がメインで、この辺りは空軍や海軍、イギリスや中国との価値観の違い、そこからくるいざこざなどがじっくり丁寧に描かれています。
そして中国に辿りついてみれば、中国のドラゴンは人間に使役されることなく、それぞれの仕事を持っていたりと、驚かされることばかり。
もしかして、テメレアはイギリスに帰るのが嫌になるのでは?と不安を抱きつつあるローレンスたち一行の元に、忍びよる陰謀の影と。
盛り上げるところは盛り上げて、ハラハラ。
中国と英国でのドラゴンの扱いの違いに、疑問を抱き始めたテメレアが下した決意が実に頼もしいと思える2巻でした。
とっても面白かった!

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作中で語られるイギリスの奴隷解放問題などは、下の映画など。
ちょうど、同じ時代みたいです。

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