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2014(Fri)

「エリザベス王女の家庭教師」スーザン・イーリア・マクニール著

読感/翻訳小説

シリーズ物二作目の読感を書こうとしたら、一作目を書いていないことに気づく……。
二作目の前ふりも兼ねて、Twitterの方で呟いていた感想を。

「チャーチル閣下の秘書」スーザン・イーリア・マクニール著/

空襲が迫るロンドン。この街で1年余りを過ごしたアメリカ育ちのわたしに、チャーチル首相の秘書としてタイピストにならないかという話が舞い込んでくる。自らの能力に見合った職ではないことに苛立ちを感じながらも、わたしはその申し出を受け入れた。首相官邸をめぐるいくつもの謀略が待ち構えていることなど知るはずもなく。才気煥発なマギーの活躍を描く、魅力のシリーズ開幕編。

↑本の内容紹介から。

第二次世界大戦中、アメリカ育ちのイギリス人・マギーはチャーチル首相の秘書として勤めることに――。戦時中のロンドン様子など、想像していたよりも手堅い描写で、戦争について色々と考えさせられました。今後のマギーの×××としての活躍が楽しみです。

チャーチル閣下の秘書 (創元推理文庫)チャーチル閣下の秘書 (創元推理文庫)
(2013/06/28)
スーザン・イーリア・マクニール

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「エリザベス王女の家庭教師」スーザン・イーリア・マクニール著/

わたし、マギー・ホープはチャーチル首相のタイピストから、MI‐5の工作員へ抜擢された。だが、持久力に難ありと訓練に落第してしまう。落ち込むわたしに命じられたのは、ウィンザー城に疎開している王女の警備役。王位継承権第1位の14歳のエリザベス王女を、ナチスが狙っている恐れがあるというのだ。そして表向きは数学教師として城に赴くや否や、一大事件が勃発した…!

↑本の内容紹介から。

アメリカ育ちのイギリス人才女マギーの活躍を描くシリーズの第二弾です。
シリーズ一作目読了後、てっきり、マギーがスパイになるものと思っていたら!(ネタバレになるといけないと思って、伏字にしていたにも関わらず)
スパイになる訓練を受けたマギーでしたが、体力面で落第!(笑)
意気消沈する彼女に、与えられた任務は誘拐を企むナチスから王女を守ること――。
エリザベス王女とマーガレット王女が身を寄せているウィンザー城に数学の家庭教師として赴きます。
そうした傍から、王女の乗馬のお供についていた女官の首が切断されるという事件が!
女官は妊娠していて、これは個人の事件か、それとも王女を狙った事件か?マギーは調査していきます。
途中、一緒に組んでいた相棒が交代させられて、女好きの奴と組まされることになったりと。
(この女を駒としか思っていない野郎の鼻をへし折るマギーがカッコイイ!)
またドイツ上空で追撃され行方不明となっていた恋人の生存が絶望視されたり、またある人物の二重スパイ疑惑に翻弄されたりと、大変。
そうしてマギーが守るエリザベス王女は、後の旦那様になる方への恋をしていて。そんな恋する王女様が可愛かったり。
相棒ヒューとの関係が色々あったりと。
表紙は可愛い感じのこのシリーズですが、舞台は第二次世界大戦中で、スパイもの(主人公はなっていないけれど)なので、結構硬派で敵味方容赦なく殺されたりします。
暗号も本格的で、ミステリとしてもミスリードを用いたりと、軽いお話と思っていると痛い目を見る感じで、読み応えは抜群。
事件は陰謀の裏側など何か、色々なことが明らかになったところで終わっていて、続きがとても気になります!
がんばるおなごが好きな人、陰謀が好きな人にオススメです!
(一作目、二作目と事件は一話完結で、ネタバレもないので単品でも読めますが。色々と地続きだったりするので、順番に読んだ方がよろしいかと)

エリザベス王女の家庭教師 (創元推理文庫)エリザベス王女の家庭教師 (創元推理文庫)
(2014/03/22)
スーザン・イーリア・マクニール

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副読本として、↓がオススメ。
シンプソン夫人の王族からの嫌われっぷりがよくわかると言いますか(苦笑)
貧乏お嬢さま、メイドになる (コージーブックス)貧乏お嬢さま、メイドになる (コージーブックス)
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あと、こちらも。
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歴史改変ものですが、「エリザベス~」で企てられていた陰謀がもし成功したら、こんな世界になっていたのかな?と。
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