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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「十六歳の闇」「娼婦殺し」アン・ペリー著

「十六歳の闇」アン・ペリー著/

ロンドンの貧民街、ブルーゲートフィールズを流れる下水道に、金髪少年の死体が全裸で流れ着いた。検死の結果、遺体は貴族の子供で、しかも梅毒に罹っていたことが判明する。16歳の少年にいったい何が起きたのか。すぐに容疑者は特定されたが、そこには階級の壁という落とし穴が隠されていた―ヴィクトリア朝を舞台に、トーマス・ピット警部夫妻の活躍を描く英米の大ベストセラーシリーズ。

↑本の内容紹介から。

トーマス・ピット警部とその妻・シャーロットの活躍を描くシリーズの六作目です。
(こちらのシリーズは二作しか翻訳されていないですし、刊行順もシリーズ順ではないです。私は「娼婦殺し」→「十六歳の闇」の順で読みました)
舞台は十九世紀後期で、アン・ペリーのもう一つのモンク・シリーズよりも後年のヴィクトリア朝が舞台です。
下水道で発見された全裸の少年の遺体は同性愛行為が確認され、さらに梅毒に感染されていた。捜査の結果、遺体は貴族子息とわかります。
この前の年、同性愛がイギリスで禁止される法案が確立されており、しかも梅毒感染という不名誉極まりない。
早く事件解決をいうなかで、それっぽい行為をされたという少年たちの証言で、少年の家庭教師が容疑者として上がります。
このあまり人に好かれない家庭教師にピット警部も好意は持てない。
そうして判決も出るも判決に納得できないピット警部でしたが、貴族の壁と上からの圧力になかなか動けないなか、妻のシャーロット(その妹エミリー)が情報収集に活躍します。
先に「娼婦殺し」を読んでいたので、こちらでのピット警部やシャーロットがまだ精神的に若いなーという印象を受けました。
まあ、決して貴族に媚を売らないピット警部からしたら、事なかれ主義や手柄を欲しがる部下などに苛々しすぎ(笑)
そうして家庭でもその辺りを持ち込んでしまって、夫婦喧嘩も実に派手でクッションが投げつけられたりしちゃっている。
登場人物の若さ・成長が二冊読むとわかって、面白かったです。
テーマはなかなかに重かったですけれど。

「娼婦殺し」アン・ペリー著/

ヴィクトリア朝のロンドンの貧民街で娼婦が絞殺された。現場から「フィンレイ・フィッツジェイムズ」という名が刻まれたバッジとカフスボタンが発見された。大物銀行家の一人息子フィンレイの犯行か?上流階級を巻き込んだ怪事件の捜査にピット警視がのりだした。容疑を否認するフィンレイの周辺を探りながら、事件の核心に迫る。イギリスの人気作家がピット警視夫妻の活躍を描く歴史ミステリー・シリーズ初登場。

↑本の内容紹介から。

ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にしたピット警視夫妻が活躍する歴史ミステリ。
こちらはシリーズの十六作目になるそうです。
(二作しか、翻訳されていないけどね!)
ちなみにピット警部はボウ街の署長となって、出世しております。
時は切り裂きジャック事件からまだ数年と、事件の記憶も残っている頃。
(切り裂きジャック事件とは直接関係しません。あくまで記憶が残っている――故に早く解決を望む人たちとか、色々関係してくる)
ホワイトチャペルにて娼婦が殺され、現場に残された名士子息フィンレイのものが発見されたことにより、ピット警視は現場に呼ばれます。(貴族が関係しそうな事件を担当するようになっている)
そうして事件を捜査すれば、子息のアリバイはない。彼の周りを調査するピット警視とは別の線で、この名士の妹に関わりを持つのがシャーロットの妹であるエミリー。
今は政界に身を置く夫の妻という立場のエミリー(元々シャーロットとエミリーは資産家の娘で、ピット警視とシャーロットは身分違いだった模様)ですが、有閑マダム故の退屈さに辟易している。
前のようにピット警視の事件をシャーロット共に手助けしたいというか、退屈しのぎにタルーラに近づけば……。
正直、オイオイ!というようなことをやっちゃったり。
(こちらでもシャーロットたちがまた活躍というか。第二の事件以降、娼婦になり済まして事情を聞こうとしたりするところはプッと噴き出すような)
で、無事に事件が解決したかと思えば、第二の事件が起こりピット警視が窮地に追い込まれて、と。
あと、タルーラの恋の行方など色々と気になるドキドキの展開で、当時の時代背景・風俗など読み応えがありました。
面白かったです。
ピット警視とシャーロットの馴れ初めなど、シリーズを最初から読みたい!
アン・ペリー作品、もっと読みたいです。

娼婦殺し (集英社文庫)娼婦殺し (集英社文庫)
(1999/08)
アン ペリー

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十六歳の闇 (集英社文庫)十六歳の闇 (集英社文庫)
(2004/01)
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