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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「バベットの晩餐会」イサク・ディーネセン著

「バベットの晩餐会」イサク・ディーネセン著/

女中バベットは富くじで当てた1万フランをはたいて、祝宴に海亀のスープやブリニのデミドフ風など本格的なフランス料理を準備する。その料理はまさに芸術だった…。寓話的な語り口で、“美”こそ最高とする芸術観・人生観を表現し、不思議な雰囲気の「バベットの晩餐会」(1987年度アカデミー賞外国語映画賞受賞の原作)。中年の画家が美しい娘を指一本ふれないで誘惑する、遺作の「エーレンガート」を併録。

↑本の内容紹介から。

北欧ノルウェーの山麓ある小さな町。そこで監督牧師の娘マチーヌとフィリッパの二人の美しい娘がいました。
彼女らは牧師の娘らしく慎ましく、彼女らに恋をする者たちが現われても揺るぐことなく、牧師が亡きあとも生活態度を変えることなく、二人は独身のまま年をとります。
そんな老姉妹に仕える料理人のバベットが、ある日、一万フランの宝くじを当てて――というのが、表題作の「バベットの晩餐会」
臆病さ、清貧と贅沢、未来と過去、絶望と幸福といったテーマが素材そのままではなく、丁寧に越したスープのように滑らかな舌触りで、美味なる物語に仕上げられていて、そこに味わう物語は多分読む人によって色々と見方が変わってくるかと思います。
私は先に述べたようなテーマと受け取ったけれど、一人の芸術家の話としても読める。
そうしてこの本には、画家が指一本触れずに女性を誘惑しようとするもう一本の中編「エーレンガート」が収録されています。
百二十年前のある公国の宮廷を舞台に、したお話。王子がなかなか女性に興味を見せないので、大公妃は誘惑者として名高い(笑)画家のガゾッテに相談します。
そうしてガゾッテは王子と打ち解け、欧州旅行に出かければそこで姫君と出会い、結婚。
これで公国も安心と思いきや、王子と王妃の間に生まれる予定の赤子は、二月も早く生まれてくる予定だという(ようするに婚前交渉があったわけで)
このスキャンダルは大変だ!ということで、大公妃とガゾッテは策を練り、二人を人里離れた田舎で暮らさせて生まれてくる赤子の誕生日を世間から誤魔化そうとします。
その際に王妃の侍女に選ばれたのがエーレンガート。
この田舎暮らしの中でガゾッテは生真面目なこの淑女をガゾッテは指も触れず誘惑し、そうして心を乱してやろうと――企むわけですが。
ネタバレになりそうなので、多くは語りませんが何とも、オチが可笑しかった!
どちらも童話的穏やかな語り口調で、綴られていて寓意はあるものの、そんなに残酷ではない、大人向けの童話のような感触が好みでした。
凄く好きです。良かった。オススメ!

バベットの晩餐会 (ちくま文庫)バベットの晩餐会 (ちくま文庫)
(1992/02)
イサク ディーネセン

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映画も観てみたいです。
バベットの晩餐会 HDニューマスター  [DVD]バベットの晩餐会 HDニューマスター [DVD]
(2011/11/26)
ステファーヌ・オードラン、ジャン=フィリップ・ラフォン 他

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