ブログランキング
この瞳に映るもの この瞳に映るもの

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

プロフィール

松原冬夜

Author:松原冬夜
「夜の夢」というサイトで小説などを書いています。
現在、ブライスさんに夢中。
写真は家のお人形さん

↓本館・夜の夢

↓ブライス写真ブログ

↓「彩」名義のお題サイト
88x31.jpg

Instagram

↓最近読んだ本など。
  




カテゴリー

応援してます!

  • 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • 被災地を応援しています
  • 覆面作家企画5

ブログ内検索

  • 2014
  • 12/15
  • Mon

「最初の舞踏会 ホラー短編集3」平岡敦編訳

「最初の舞踏会 ホラー短編集3」平岡敦編訳/

残酷な童話のような味わいのカリントンの表題作をはじめ、ペロー、ルブラン、メリメなど、不気味で美しいフランスの短編を選りすぐった、ホラー・アンソロジー第3弾。美しい幻想のきらめきをみせるシュペルヴィエル「沖の少女」、平凡な男が大胆に変貌していくエーメ「壁抜け男」など、未邦訳2編をふくむ、全編新訳15編。

↑本の内容紹介から。

アルセーヌ・ルパンシリーズで有名な、モーリス・ルブランの本邦初訳の短編(ルパンシリーズを書き始める前の作品)があると聞きつけて、楽しみにしていました。
フランスのホラーアンソロジーです。
現代作家ではなく、古典が中心。なので、丁度「怪奇文学大山脈」が今年、ツボった私にはピッタリ!
怪奇もの、ブラック、じわじわと不安を誘うものや人間の悪意を描いたものなど。
色々な味わいのある短編集で、どれも面白かった!大好き。

シャルル・ペロー「青ひげ」
お馴染みの童話。
意訳ということで、ちょっとばかり手を加えられているので、本来の完訳版と読み比べてみると面白いかと。

テオフィル・ゴーティエ「コーヒー沸かし」
片田舎の屋敷で過ごした夜に、絵画やタペストリーから中の人物たちが現れた。そんな中、一人の女性に心惹かれたテオドールは彼女とダンスをするが夜が明けると彼女は……。

ギ・ド・モーパッサン「幽霊」
老人が語る怪奇話。若い頃、妻を亡くした親友に頼まれて屋敷に向かったところ、閉ざされた部屋に現れたのは……。

ジュール・シュペルヴィエル「沖の少女」
誰もいない町で一人暮らす少女の話。食べ物は毎朝用意されている、ミルクは満たされると、自分以外の気配はあるのに、誰もいない。その孤独がじわっときます。切ないと受け取るか、怖いと受け取るかは人によるかな?
北村薫さんの「ターン」を思い出しました。

レオノラ・カリントン「最初の舞踏会」
社交界が嫌いな女性は動物園に通い、ハイエナと仲良くなる。そんなとき、母親が舞踏会を開くことに。参加したくない彼女は自分の代わりをハイエナに頼めば……。
怖いというより、やっていることがおかしくて滑稽。(表紙を思い出して、思わず噴き出すなど)

ギヨーム・アポリネール「消えたオノレ・シュブラック」
擬態能力を身につけた男の顛末。

マルセル・エーメ「壁抜け男」
壁抜けの能力を手に入れた男の話。その顛末。
「消えた~」と同系のお話をあえて並べて読み比べを企んだとのこと。

モーリス・ルヴェル「空き屋」
空き家に泥棒に入った男は目撃された相手を殺そうとするが……。
アルフォンス・アレー「心優しい恋人」

恋人の冷えた足を温めるために彼がしたのは……。
グロテスクであり得ないだろう!ってところが、逆に面白い。
(作者の発想が面白いと思いました)

エミール・ゾラ「恋愛結婚」
三角関係の末に、彼女の夫を殺し再婚した男女の顛末。

モーリス・ルブラン「怪事件」
老検事が客に頼まれて語った怪事件。その真相とは?人を食ったような話で面白かった。
人によると、肩透かしに感じるかもしれませんが、私は好きです。

アンドレ・ド・ロルド「大いなる謎」
妻の幽霊と語らっているという屋敷の主。その幽霊の正体を知ってしまった客の彼は……。
真実は知らせぬ方がよい、かも?

ボワロー=ナルスジャック「トト」
トトの面倒を見せられて不満をため込んだ彼は、ちょっとした意地悪を企みるも……。
鬱屈する悪意とその反転に、ぞくっ。

ジャン・レイ「復讐」
自分の稼ぎを横取りする父親を殺した男は死体を床下に埋めた。そんな彼は酒びたりになり……。
別の本で×××に襲われるみたいな話を読んでいたので、ぞわぞわしました。

プロスペル・メリメ「イールの女神像」
女神像を発掘した男性の息子は結婚式を控えていたその日、あることから結婚指輪を女神像の指に預けてしまい……。
何となくこうなるんだろうなと予測がつくわけですが、そこへと期待を裏切らず盛り上げていくところがニクイ。

最初の舞踏会 ホラー短編集3 (岩波少年文庫)最初の舞踏会 ホラー短編集3 (岩波少年文庫)
(2014/11/28)
不明

商品詳細を見る

top↑