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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「教皇ヒュアキントス ヴァーノン・リー幻想小説集」ヴァ―ノン・リー著

「教皇ヒュアキントス ヴァーノン・リー幻想小説集」ヴァ―ノン・リー著/

遠い過去から訪れる美しき異形の誘惑者――
伝説的な幻の女性作家ヴァーノン・リー、本邦初の決定版作品集。
いにしえへのノスタルジアを醸す甘美なる蠱惑的幻想小説集。

女神、悪魔、聖人、神々、聖母、ギリシャ、ラテン、ローマ、狂女、亡霊、超自然、宿命の女、人形、蛇、カストラート……彼方へと誘う魅惑の14篇。

↑本の内容紹介から。

昨年から、タニス・リーの「パラディスの秘録」シリーズや「怪奇文学大山脈」や「最初の舞踏会(ホラー短編集)」と、幻想怪奇ものがマイブームといいますか。昔から、少し古い時代のちょっぴり怖いお話が大好きで。
だから、出版される前から楽しみにしておりました。

「永遠の愛」「教皇ヒュアキントス」「婚礼の櫃(チェスト)」「マダム・クラシンスカの伝説」
「ディオネア」「聖エウダイモンとオレンジの樹」「人形」「幻影の恋人」
「悪魔の歌声」「七懐剣の聖母」「フランドルのマルシュアス」「アルベリック王子と蛇女(スネークレイディ)」
「顔のない女神」「神々と騎士タンホイザー」14編収録が収録されています。

作家のヴァーノン・リーはイギリス人ですが、イタリアを愛していたとのことで、お話の舞台はイタリアが多く、イギリス、スペインなど。
舞台となる時代も様々で、色彩豊かで細やかな描写で綴られるお話は、彼方の舞台を眼前で目にしているかのようで、とっても良かったです。
14編も収録されていれば、一つくらい好みではないお話に出会いそうですが外れなんて一つもなかった。
どのお話も、好き。
特に一番最初の「永遠の愛」
ポーランドの歴史学者がウルバニアの歴史本執筆のために訪れたイタリアで、三百年前の美貌の悪女の虜になり、果ては……というお話。
ここに出てくる美貌の女性メデアの悪女エピソードがツボでツボで。
(悪女と言っても、お話は学者の日記形式で綴られているので、全ては学者の妄想か歴史的的視点で、実際に彼女が悪女だったかはわからないわけですが。
そんなこともあり、誰にも支配されず女性が自分らしく生きようとすれば……結構周りから、悪しざまに言われるよね、と思ったり)
この1作目で、濃厚な闇の冷ややかさにがっと掴まれたところ、
表題作の掌編「教皇ヒュアキントス」は、神と悪魔の賭けの対象となった男の人生を追った掌編なのですが、「永遠の愛」に感じた闇とは対位置の、私欲に染まらないヒュアキントスの清廉とした印象がこれまた、よろしく。
そうして「婚礼の櫃」は、婚礼の日に攫われた花嫁の残酷さも際立つのですが、彼女を静かな情熱で愛し続けたデシデリオが切ないかったりと。
他にも、裕福だった女性が修道女になったそのきっかけは……「マダム・クラシンスカの伝説」。
嵐で海から拾われた少女はやがて人々を恋に狂わす魔女として育ち――「ディオネア」
とある聖者が起こした奇蹟「聖エウダイモンとオレンジの樹」
骨董収集が趣味の夫人が出会ったのは、亡くなった伯爵夫人に似せられて作られた人形――「人形」
ある夫婦の肖像画を依頼された画家は屋敷に招かれ共に過ごすうちに、夫婦間の歪みに気がついて――「幻影の恋人」
じわじわと破局に進む、背筋がぞくぞくするようなお話もあれば、切なかったり、哀しかったり。
でも最後のお話「神々と騎士タンホイザー」はユーモアたっぷりで、笑えたりと。
感情面でも、色々と楽しめて良かったです。
幻想小説やちょっと大人向けの童話、ヨーロッパの時代ものが好きな人にはオススメです!

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