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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「さよなら、シリアルキラー」バリー・ライガ著

「さよなら、シリアルキラー」バリー・ライガ著/

ジャズは高校三年生。町ではちょっとした有名人だ。ある日、指を切りとられた女性の死体が発見され、ジャズは連続殺人だと保安官に訴える。なぜジャズには確信があったのか―彼が連続殺人犯の息子で、父から殺人鬼としての英才教育を受けてきたからだ。親友を大切にし恋人を愛するジャズは、内なる怪物に苦悩しつつも、自ら犯人を捕えようとする。全米で評判の青春ミステリ。

↑本の内容紹介から。

YA向け青春ミステリの、三部作の第一弾です。
主人公は、百人以上を殺した連続殺人犯を父に持ち殺人者として英才教育を受けていた高校生ジャズ。
認知症気味の祖母と二人で暮らす、彼の暮らす町で、殺人事件が発生します。
ジャズはその殺人が、連続殺人の一端だと見破るが――保安官はそれを受け取ってくれない。
そこで、ジャズは血友病の親友ハウイーと共に、調査を開始します。
何故、自ら首を突っ込むのか?
その理由は、ジャズの抱えている悩み。
父親がシリアルキラーであることから、彼が犯人なのでは?と疑われないように証明するためだったりします。
いつか自分も、父親のようになるのではないかと、自分の中にある怪物を恐れ苦悩する。
自分に自信がない、自分の未来がよく見えないという、青春の悩みは別に父親がシリアルキラーでなくても、心当たりがありますよね!
まあ、ちょっとうじうじ悩み過ぎかなという部分はありますが。
(自分で自分が信用できなくても、自分のことを見て信じてくれる友達や恋人を信じろよ!と、ちょっと心の中で叫んでみたり)
そんな悩めるジャズを支える親友・ハウイーや恋人コニー、保安官が良かった。
お話は、「羊たちの沈黙」「ハンニバル」などを意識したオマージュ色が強く。
それらを思わせる場面があったして。
なので、ちょっとグロいなと思う部分も(私が、最近、その手の映像系を観ていたから余計にそう感じたのかもしれませんが)。
事件を通して、ジャズの決意。そして××との今後の対決も気になります。
早く続刊が出るといいな!

さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)
バリー・ライガ
東京創元社 ( 2015-05-11 )
ISBN: 9784488208035

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