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2018(Wed)

Aブロック感想。

企画。

「ママ、探偵はじめます」読了。
コージーブックスの新シリーズです。
主人公は五歳と二歳の子供を私立幼稚園に通わせるママ。
高い幼稚園代を稼ぐために仕事をすることに。そうして得た仕事は探偵だったという。
子育てだけでも大変そうなのに、探偵になったことで事件に遭遇するわ、そのことで夫に対する疑惑が持ち上がるわ、厄介事を持ち込まれるわ、義母や幼稚園ママたちなどとの付き合いもしんどそう!と。
面白いんだけど、読んでいるだけでこっちも疲れたりしましたが(なぜ)
親友と探偵社の女ボスが主人公を助けてくれて、色々とあったけれど、二人が居れば大丈夫なんじゃないかな。頑張れ!
 



と、覆面作家企画のAブロック11編、読了。
以下、短いですが、読んだ感想を。
ネタバレしていますので、未読の方はご注意ください。
一部、ノリで言っている部分がありますし、自分の好みで色々と言っている部分も。
普段読んでいる小説がジャンル偏っており、苦手ジャンルにおきましては理解不能の部分も。
誤読の可能性もあるかと思いますので、
あまり本気にしないで頂けますと、幸いです。




 A01糸子教授の人生リセット研究所

 人生をリセットさせるという怪しげな研究所を訪れた主人公の真の目的とは?
 主人公がうまく出し抜こうとしても、「手」はその人の人生を現すところから、人を見抜く教授は、一枚も二枚も上手。年の功ですか。
 リセットしたところで中身が変わらなければ、辿る道は同じというところはなかなかに深いですね。
 主人公の人生の新たな門出に、就職おめでとうと言いたいところですが……あの、リセットした人たちはループしますよね?
 その人たち、研究所に訪れた以降は世間的には行方不明で、五百万というお金が動いていることを考えたら警察沙汰になってしまうのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
 リセットさせる装置の認知度はどうなのかな。どちらにしても人間を消している時点で、規制されそうな……。
 ミステリばかり読んでいるので、そこら辺が気になりました。


 A02アフロディーテーの手

 SFがとても苦手で、英数字の羅列などを見た日には脳が理解することを拒絶する体質でして(おい)
 なかなか頭に内容が入ってこなくて、オチでようやく頭が追いついたような。まだよくわかっていないような。
 恋人からの最後の贈り物が思い出であり夢であり「アレ」ということかな。
 ぼかされているなと感じたのですが、読解力不足ですかね。


 A03導かれた先は

 兄妹の電車のなかでの探偵ごっこ。妹に推理方を教授するところとか、「手」をつなぐとか、仲が良いですね。お兄ちゃんはかなりの活字中毒で、ミステリ読みとお見受けしましたが、どうでしょうか。二人の読書遍歴が気になります。
 お兄ちゃんはどんな探偵が好きなのかな。髭を蓄えているところは、ポワロさんかな?


 A04地面に手が生えていた

 地面から生えていた「手」。何でしょう、新種の妖怪?
 どんな因縁で生まれたのかしらと、お目々をキラキラさせていた、怪奇ホラーを愛する私に、なんたる仕打ちでしょうか。
 ひどい、馬鹿、変態っ(生えた手に向かって)


 A05現代人外住宅事情

 六階の侵入不可と思われる窓ガラスについた「手」形。
 おお、こっちは本格的に恐怖で攻めてきたかと思いきや……チッ(こら)
 まあ、いいです。座敷わらしちゃんなら許す。
 しかし、なんで座敷わらしちゃんを拒否するのか、最初はわかりませんでした。死ぬまで居着いて貰えるよう、かいがいしくお世話すればいいじゃないですかと思っていましたが、そうじゃないのか……家に来て貰おうと思ったのに、チッ(おい)


 A06 魔女と秘密の88手

 お化け屋敷と呼ばれる家で少年が遭遇したのは、怪しい風体の魔女?
 これは、少し前にTwitterで流行っていたタグ、魔女集会で会いましょうの、現代アレンジ版ですね。
 個人的にはお姉様は好きだけど、年下少年にはまったくなので、ませた少年だことで終わってしまうのですが(誰も聞いていない)
 口説き落とすための88「手」
 ラストで新たに八手書き加えられているということは、まだ魔女は口説き落とせていないということかしら?
 とりあえず少年は八十八歳まで、恋い焦がれながら頑張ればいいと思います(永遠の片想い派←鬼畜)


 A07最果ての巫女

 表現豊かな文章で綴られる、美女と野獣モチーフの幻想譚ですね。
 お題となる「手」があちらこちらで、様々な表情を持って語られているのが印象的です。


 A08巡り巡って

 一日、複雑な事情の子供を預かることになったその子は、親友であり病で亡くなった本当の妹の忘れ形見――で合っていますかね? 読み間違っていたら、すみません。
「おてて」の絵がくじらの絵とあって、最初はピンとこなかったのですが、潮を噴いている状態のくじらなのかな。
 落下していく手にも見えるという絵のテーマは、救済、昇華。
 その絵を描いていた時は絶望していて自殺を考えていたということなのか。
 でもその後に、ナツキさんを生んでいるのだから、救われたのだと信じたい。短い人生であったとしても。
 そして同じ病を患っているユウさんも、どこかで終わりを受け入れていたのを、ナツキさんと出会って、姪っ子を遊びに迎えられる未来を願うことができたのなら、良いですね。
 そうなるように叔父さんは仕組んだのだとしたら、策士。


 A09手を貸した話

「手」に関する不思議なお話。お題に直球ですね。
 幸運にも容量が決まっていて、欲望が叶えられれば黒ずんでいくのかな。だとしたら、くじなんて運試しで、そんなに自覚した欲望ではないでしょうに。気がついたら手が使えなくなっていたなんてことになったら、怖いなぁ。


 A10ハンスと五本指の魔法

 靴職人がお姫様の足にぴったりの靴を献上する旅の途中で出会った老婆を助けたことから、左「手」の爪にいざというときの「手助け」の魔法を授かる。
 たまたま施した善行一つで、鯛を釣ったみたいな。
 予定調和というか、安定していて先読みしやすいかな。好みで言えば、毒が欲しいです。


 A11黄昏時にその店は開く

 美味しい料理を作るお母さんの魔法の「手」。それに憧れていた女性もまた、食堂で作る料理は様々な人たちの「美味しい」を作っていた。ほんわか。

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