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2007(Sun)

「橡家の伝説」「榛家の伝説」佐々木丸美著

読感/国内小説

……連休も終わりですね。
(四日のうち、三日も雨ってのはどーよ?って感じでしたが……)
私はこの二日、ひたすら探索探索!
(……ゲームね。お天気なんか、関係ないよね)
「ペルソナ3フェス」は、連休中に一学期終わりまで進められたらと思っていましたが。まだ、六月の半ばですよ。

読んだ本の感想です。
一冊ずつにしようか迷って、同時に。

「橡家の伝説」佐々木丸美著
伯母の家へ向かう途中、涼子と哲文がたどり着いた不思議な洋館。そこにはまだ見ぬ恋人を待ち続ける美しい女主人がいた。伝説の館で繰り返される愛と転生の物語。

「榛家の伝説」佐々木丸美著
母から秘密の遺言状を託された瞳美は、涼子と哲文がいる百人浜の館を訪れた。不老不死の秘薬を伝える「榛家の伝説」の行く末は――。

館シリーズの姉妹編という位置づけの作品。
作中の時間の流れでは、館シリーズ第二作「水に描かれた館」の後に来るお話ですね。
お話の内容は、ネタバレを考慮しつつぼやかして。
とにかく、「橡家~」では涼子さんが可愛かったです。
十四歳の操ちゃんにヤキモチ焼いたり、哲文君に「かわいい」と言われて、驚いたり、顔が赤くなったり。ムードぶち壊しにガッカリしたり。
恋する乙女ですねぇ~、可愛い。(アンタは変態オヤジか)
私は「水に~」を読んでいますので、涼子さんと哲文君の二人の距離にホッとしました。
(私にはどうしても、吹原氏の魅力が理解できなかったもので、元の鞘に戻ってくれて良かったな、と。まあ、「夢館」を読んでいたから、そこまで心配もしていませんでしたけど)
↑つまり、「水に~」を読んでいないと、わからない部分もあるわけです。
とはいえ、語り口はリリカルではありますが、これまでよりは若干、軽快な印象だったかな?
(大分、この作家さんの文章に読み慣れたとはいえ、時々感じていたクドサがなかった)
初めての人はこの作品から、入るのも良いかも。
とはいえ、好き嫌いが分かれる文章なので、おススメですとは言いませんけど。
私は思いっきりハマッたけれど。
(今まで読んだことのなかった感じの文章と、入り組んだ人間関係が各作品で繋がっていくのを発見するのが、面白いんです)

「榛家~」の印象は、一言で言ったら、狸と狐の化かしあい?(笑)
そんなに大げさなものではありませんが、遺産を巡っての駆け引きが描かれています。
あくまで心理的、言葉の駆け引きで。大きな動きはありませんが。
私は「水に~」「夢館」よりは、こっちの二作が好きですね。
悲しいのは、本当ならもう一冊か二冊、このシリーズ出るはずだった思うところ。
遺言状(というか、遺産)が託されたのは、三人ですから。
作家さんがお亡くなりになった今、続きが望めないのが切ないです。

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