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2007(Sat)

「東京バンドワゴン」小路幸也著

読感/国内小説

読んだ本の感想です。

「東京バンドワゴン」小路幸也著

下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」。ちょっと風変わりな四世代の大家族が、転がりこんでくる事件を解決する。おかしくて、時に切なく優しい、下町情緒あふれる春夏秋冬の物語。

↑本の内容紹介から。

「HEARTBEAT」を読んで、他の作品も読んでみたいなと思っていた作家さん。
お話は亡くなったお祖母ちゃんによって語られます。
幽霊になるのかな? でも、特別誰かの目に見えるというわけでもなく、こちら側に何かを出来るというわけでもなく。語り手で、見守っているといった感じです。
お祖母ちゃんの語り口なので、少々独特ですね。
(私が書いているネコシリーズが、この語り口調ちょっと似ているかも。人によっては、読みにくいと感じるかもしれません)
四世代家族の古本屋に、転がり込んでくる事件は、日常の謎系です。
朝にはあるけれど、午後には消えている百科事典の謎、とか。春夏秋冬の四章仕立ての構成。
大家族にご近所さんと、登場人物が多くて、ときどきその場に誰がいて誰がいないのかとか、そのセリフは誰のものかとわからなくなることもありますが。わきあいあいとした空気が温かく、ほのぼのします。
家族と言えど、問題を抱えていて、秘密だってあるけれど。やっぱり家族っていいよねぇ~、っていうテーマのホームドラマでした。

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