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2007(Sat)

「クリスマスに少女は還る」キャロル・オコンネル著

読感/翻訳小説

読んだ本の感想です。

「クリスマスに少女は還る」キャロル・オコンネル著

クリスマスを控えた町から、二人の少女が姿を消した。誘拐か?刑事ルージュの悪夢が蘇る。十五年前に双子の妹が殺されたときと同じだ。そんなとき、顔に傷痕のある女が彼の前に現れた―「わたしはあなたの過去を知っている」。一方、監禁された少女たちは力を合わせ脱出のチャンスをうかがっていた…。巧緻を極めたプロット。衝撃と感動の結末。新鋭が放つ超絶の問題作。

↑本の内容紹介から。

この間ブックオフの百円コーナーで、妙に目に付きまして(厚かったから? 暑かったから? ←いや、タイトルが涼しそうで)買ったものです。
百円で買ったものですが(消費税がついて、百五円か?)百円で買ったのが申し訳ないほど、引き込まれました。
登場人物たちが、それぞれ魅力的で!
特にサディーですよ。
最初、死んだフリが巧い女の子って、どうなのよ?って、ちょっと引き気味に読んでいたんですが。
彼女のイタズラのエピソードや、怪我をして弱っているグウェンを励ますサディーに、いつの間にか心を鷲掴みにされました。
サディーが本当に魅力的に描かれています。
いや、ルージュも好きですけどね。デイヴッドの心を開かせるところとか。
他にも個性的なキャラは一杯いますよ。
だけど、このお話の魅力の半分は間違いなくサディーだと思います!
(サディーが好き。本当に好き)
サディーのお母さんが「あの子を愛さずにはいられない」と言うんですけど、本当に愛してしまう。
(可愛いとか、そんなんじゃないんです)
とにかく、魅力的な人物描写に、読んでいるうちに愛してしまった。
ラスト付近での衝撃の事実は何ていうか……思わず、嘘だっ! って、叫びたくなりました。
終わり方は、明確な答えを出さない形で終っています(事件自体は解決しますが)
それはきっと、読んだ方が好きに解釈すればいいということなのだと思います。
だから、私は「クリスマスに少女は還る」というタイトルを信じます。クリスマスまで、少女は居たんだよっ!(叫びたいくらい、強く思う)

凄くこの作品を気に入ってしまったので、この作家さんの他のシリーズをオンラインのブックオフで購入し、四冊も揃えられてホクホクしていたんですが。
……同じものを買ってた(出版社、訳者、タイトルが違うけど、作品自体は一緒だった)
あいたたたたっ!

tag: 翻訳小説 ミステリ

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