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2007(Mon)

「キサトア」小路幸也著

読感/国内小説

読んだ本の感想です。

「キサトア」小路幸也著

少年アーチはふたごの妹と父親の4人家族。病気で色の識別ができないが、物づくりが得意。海辺の町に越してきて5年、家族は平和に暮していた。やがてアーチはコンクールに挑むことに…。風がはこんでくる、爽やかな物語。

↑本の内容紹介から。

お話は、小学生のアーチ君の一人称で語られます。
だからか、文章が易しい。
子供向けにお書きになられたのかな?と、思わなくもないです。
「高く~」も小学生のギーガン君が視点だったから、易しかったけれど。
「キサトア」は、漢字にふり仮名が振ってあるので、最初から児童向けなのかも。
ゆったりと進む中で、「エキスパート」「泣き双子岩の伝説」とか出てくる単語が、好奇心をくすぐります。
日の出と共に目覚め日の入りと共に眠る「キサ」ちゃんと、日の入りと共に目覚め日の出と共に眠る「トア」ちゃんの双子。色彩を失ったアーチ君と。
奇妙な病に悩まれる兄妹たちを見守る人々が温かいです。優しいです。
小路さんのお話は、人間って本来はこんなに温かくて、優しくなれる生き物なんだよって、教えてくれているような気がします。
好きです!

↓小路さんの購入本「東京公園」「ホームタウン」「キサトア」の三冊の選択基準は、表紙が青系だったから。
キサトア キサトア
小路 幸也 (2006/06)
理論社

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「東京バンドワゴン」の続刊も読みたいです。

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