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2007(Tue)

「ワーキング・ホリデー」坂木司著

読感/国内小説



「ワーキング・ホリデー」坂木司著

息子と過ごすために、ホストから「ハチさん便」ドライバーへ。正義感の強い元ヤンキー父とおばちゃん臭い少年のハートフルな物語

↑本の内容紹介から。

突然現れた小学生の進君に「初めまして、お父さん」と言われたのは、元ヤンキーでホストをしている大和さん。
驚く大和さんですが、話を聞けばどうやら実の子らしい。家出してきた(一応、お母さんは承諾済み)我が息子を夏休みの間預かる矢先に、持ち前の正義感からホストを辞めることになって転職したのは、宅配屋さん。
しかも、運転するのは「リヤカー」!
父性に目覚めていく大和さんとしては、カッコ良いお父さんを見せたい。だから、リヤカーを引いている姿を見せたくない。
そんな苛立ちに、進君と衝突したり。
色々あって、父子の絆を結んでいくお話です。
元ヤンキーなので、語りにときどき乱暴な言葉が混じりますが、軽快にテンポよく読めます。
子供の頃にはわからなかっこと、親になって初めてわかる気持ちなど。
心温まるお話でした。良かったです。

それとお話内に出てきた「栄三郎さん」や「木村さん」、「新井クリーニング店」などに、ニヤリと笑ってしまいました。
(他作品と繋がるっていうの、好きなんですよね)

本に挟まっていたチラシをみると、坂木さんは今年中に二冊の本を刊行される予定のようで。
今から、楽しみです!

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