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2007(Mon)

「片耳うさぎ」 大崎梢著

読感/国内小説

読んだ本の感想です。

「片耳うさぎ」 大崎梢著

奈都は小学校6年生。引っ越してきた父の実家は、古くて大きなお屋敷で、しかも不吉な言い伝えがあるという。弱った奈都が頼ったのは、ひとりの謎めいた女子中学生だった…。優しい読後感が嬉しいミステリー長編。

↑本の内容紹介から。

本屋さんを舞台にした日常ミステリをお書きになっていた大崎さんの新刊です。
小学生のなっちゃんを主人公にした、これまた日ミス。
序盤が少々、長くて。お話の核がどこにあるのか、わからなくってじれったく感じていましたが。
中盤から、一気に読めました。
古いお屋敷に引っ越してきて、周りの大人とも馴染めずに、怯えているばかりだったなっちゃんが成長していく過程に、心温かくなりました。
何事も一面だけしか見ていなければ、怖いものは怖いまま。
だけど、物事を色々と知っていけば、怖いと思っていた人の別の一面も知ることが出来て、優しさに触れることが出来る。
誤解や疑問が一つ解かれるごとに、世界観が変わっていく。
それが日常ミステリの魅力の一つだと、私は思っていて、このお話でもそれを堪能することが出来ました。
良かったです~。

↓表紙も柔らかい感じで、好きです。

片耳うさぎ 片耳うさぎ
大崎 梢 (2007/08)
光文社

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