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2007(Wed)

「赤い竪琴」津原泰水著

読感/国内小説

読んだ本の感想です。

「赤い竪琴」津原泰水著

三十歳を過ぎ、仕事への希望も見出せぬまま、東京で一人虚無的な日々を過ごすデザイナーの暁子は、祖母の遺品をきっかけに耿介という男と知り合う。命ある限りの残酷な愛の記録。真実の愛を知った大人の哀愁漂うラブストーリー。

↑本の内容紹介から。

前にちょっと、感想を書いたと思いますが、改めて。
淡々と紡がれるお話は、静かに寄せては返す波のよう。
近づきたいのに近づけない、惹かれているのに踏み込めない微妙な心の葛藤が丁寧に描かれて、大人の物語だなと思いました。
それでいて、共に生きていくことが出来ない現実が切なくて。
ラストシーンでは、これからの幸せを願わずにはいられませんでした。
敢えて、悪役になろうとする逆説氏など、どの登場人物も魅力的でした。
赤い竪琴 赤い竪琴
津原 泰水 (2005/01)
集英社

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